転倒の可能性
難聴を対処しないまま生活していると、転倒するリスクが高くなると言われています。私たちは、周囲から聞こえてくる何気ない音の情報を無意識のうちに使って、平衡感覚を保っています。この情報が少なくなると、バランスを取ることが難しくなるのです。
難聴を自覚しても、「歳だから仕方がない」と放置してしまうことがあります。ですが、難聴は単に「聞こえない」だけではなく、様々なリスクを引き起こす可能性があるのです。
難聴を対処しないまま生活していると、転倒するリスクが高くなると言われています。私たちは、周囲から聞こえてくる何気ない音の情報を無意識のうちに使って、平衡感覚を保っています。この情報が少なくなると、バランスを取ることが難しくなるのです。
耳鳴りの原因は様々ですが、難聴も原因のひとつです。難聴で音の情報が減ってしまった状態を何とかしようと、脳が通常よりも過度に働いて聞こえないはずの音を作り出してしまうのです。補聴器を使って適切に音を届けることで、耳鳴りが緩和する可能性があります。
はい。このページでご説明しているように、難聴を放置することで様々なリスクが発生する可能性があります。適切に対処すると、これらのリスクを軽減させるだけでなく、日々の生活の質(QOL)も向上します。
まずはあなたの今の聞こえのレベルを簡単にチェックするところから始めてみてください。
難聴を放置すると、日々の生活の質(QOL)が低下するのはもちろんのこと、コミュニケーションが取りづらくなったり、社会との関りが減ってしまったりします。その結果、認知機能に影響が出る可能性があります。
難聴のまま生活すると、人とのコミュニケーションが難しくなるだけでなく、様々なシーンで知らず知らずのうちに生活の質が低下してしまいます。また、様々な危険に直面することにもなります。例えば、道を歩いている時に近づいてくる自転車の音に気付かない、ということがあります。
1 認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)、2015年厚生労働省